こんにちは、アリアです。
最近、ある記事を読んで「スマホの普及によって読書の時間が減った人が多い」と知りました。確かに私も、気がつけば一日のほとんどをスマホに費やしてしまう日があります。ニュース、SNS、動画…便利で楽しいけれど、その便利さの裏で「じっくり文字を読む時間」がどんどん失われているのでは?と感じることが増えてきました。
今日はそんな思いを込めて、スマホ時代にこそ読書を選びたい理由を、私なりに書いてみます。
目次
■ スマホに奪われた時間、静かに減っていく読書
仕事の合間や寝る前、少しの空き時間。気づけば私はスマホを開いていて、無意識に画面をスクロールしていました。ほんの数分のつもりが、気づけば30分以上。
その時間で本を開けば、数十ページは読めたはずなのに…。そんな小さな後悔が積み重なって、「最近、本を読めてないな」と思う瞬間が増えていました。
スマホは次々と情報を与えてくれるけれど、それは流れる映像や短い文章の断片。受け身で楽しめる反面、深く考える余白がないことも多いのです。
■ 文字を読むことは「想像の余白」を育てること
読書の魅力は、ただ物語を追うことではなく、文字を読みながら頭の中で風景や声を想像できることだと思っています。
例えば小説の一場面。「青い空に白い雲が流れていた」と書かれていたら、人によって浮かぶ空の色も、雲の形も違います。想像の余白があるからこそ、同じ文章でも十人十色の世界が広がるのです。
一方で、スマホから流れる映像や動画は「すでに作られた答え」を与えてくれます。美しく、分かりやすいけれど、自分で想像する余地はあまり残されていません。
その便利さに慣れてしまうと、知らないうちに「考える力」や「想像する力」が少しずつ弱まってしまうのでは?と私は感じます。
■ スマホの刺激は、思考を浅くしてしまうのかもしれない
スマホで次々と届く情報は、脳にとっては強い刺激です。短く切り取られたニュース、テンポの速い動画、SNSの絶え間ない更新…。
一瞬で理解できる分、次へ次へと欲しくなってしまう。気づけば「考える前に次を求める」サイクルに飲み込まれてしまうのです。
その結果、深く物事を考えたり、ひとつのテーマをじっくり味わったりする時間が減ってしまう。これは私がスマホにのめり込みすぎた時期に、実際に感じたことでした。
逆に、本を読む時間を少し取り戻してみると、頭の中が整理され、思考が深まる感覚が戻ってきます。文字を追うことで、心が静かに整うのです。
■ 私が読書で取り戻した「ゆっくり考える時間」
ある日、久しぶりに本屋で小説を一冊買ってみました。スマホに慣れきった私には、最初の数ページが少し重く感じましたが、それでも読み進めるうちに、だんだんと物語のリズムに引き込まれていきました。
ページをめくるたびに、登場人物の心情を想像したり、自分ならどうするかを考えたり…。そうしていると、「考える時間って、こんなに心地よかったんだ」と思い出せたのです。
本を閉じた後の余韻は、スマホをスクロールした後の空虚感とは全く違いました。読書は「静かな思考の余白」を、私に返してくれたのです。
■ まとめ:スマホ時代だからこそ、本を開く時間を
スマホは便利で、なくてはならない存在です。でも、その便利さに流されすぎると「想像する力」「考える時間」を手放してしまうかもしれません。
だからこそ、スマホ時代にあえて読書を選ぶ意味があると思います。ページをめくる10分でもいい、本の中にある「余白」に触れるだけで、心も頭も少しずつ整っていきます。
忙しい毎日の中で、スマホに取られてしまった時間の一部を、本に返してみませんか?
きっとそこに、新しい発見や自分らしい思考の時間が待っているはずです。