紙の本と電子書籍どっちがいい?実体験から見えた事

読書

こんにちは、アリアです。

今日はよく聞かれる「紙の本と電子書籍、どっちがいいの?」というテーマについて、私なりの体験を交えてお話しします。

結論から言うと、どちらにもそれぞれの良さがあって、状況に合わせて使い分けるのが一番心地いいというのが、私の答えです。


■ 紙の本の魅力

本屋さんで新刊を手に取ったときにふわっと広がるインクの香り、ページをめくったときのやわらかな音。紙の本は五感をくすぐる小さな喜びにあふれています。

電子端末のフラットな画面では得られない、ちょっとした質感や偶然の出会いも含めて「読書体験」なんですよね。

私はとくに寝る前に紙の本を読むのが好きです。ページをめくるリズムに合わせて呼吸が自然とゆっくりになり、心のざわつきが静まっていく。疲れた一日の終わりに、そっと心を整えてくれるような時間です。

さらに、紙の本は「どこまで読んだか」が指先で分かるのも安心感につながります。本を閉じたときの厚みや、しおりが挟まったページの重み。机の上に置いてあるだけで「続きが待っているんだ」とワクワクできるんです。

気になるところに戻って読み直したり、印象的なフレーズに付箋を貼ったり。そんな寄り道の自由があるのも紙の本のいいところ。読書そのものが、自分だけの小さな旅になっていく感覚があります。


■ 電子書籍の便利さ:軽さとスピード感

一方で、電子書籍の便利さも本当に大きな魅力です。

私が『薬屋のひとりごと』を読んでいたとき、夜中の2時に「続きが気になる…!」とそわそわしてしまい、そのまま布団の中でスマホから次の巻を購入しました。数秒でダウンロードが終わり、すぐに続きを読めてしまう。このスピード感は、電子書籍ならではの魔力ですよね。

また、端末ひとつで何十冊、何百冊も持ち歩けるので、通勤バッグが重くならないのも大きな利点です。カフェで過ごすときも、旅行のスーツケースの中でも、「今日はどの本にしようかな」と気分で選べるのがうれしいところ。まるでポケットに小さな図書館を持ち歩いている感覚です。

電子書籍は検索性も優れていて、「あのセリフ、どこだっけ?」と思ったら一瞬で探せます。紙の本だとページをパラパラめくる楽しさがありますが、電子は正確さと速さが頼もしい。気になる部分をすぐに見返したいときには、やっぱり心強い存在です。

さらに、文字サイズや背景色を自分好みに調整できるのも便利です。夜は目にやさしいダークモードに、昼は明るい白背景に。読み手のコンディションや環境に合わせて本が寄り添ってくれるような感覚がありますよ。


👉 これで「電子書籍=便利さと自由の象徴」という印象が、紙の本の「五感で味わう安心感」とバランスよく並びました。


■ 私なりの使い分け

私はその日の気分や状況によって、自然と紙の本と電子書籍を使い分けています。

「紙の本でゆったりしたい夜」もあれば、「電子書籍でスピーディに一気読みしたい休日」もある。どちらも欠かせない相棒なんです。

たとえば、こんな感じで分けています。

  • 紙の本 → ゆっくり味わいたい小説、寝る前の読書、装丁も楽しみたい作品
  • 電子書籍 → ラノベなどのシリーズものを一気読みしたいとき、外出先や移動時間、すぐに続きを買いたいとき

そして、それぞれのメリット・デメリットをまとめるとこんな風になります。


📖 紙の本のメリット・デメリット

メリット

  • インクの香りや紙の手触りなど、五感で味わえる
  • 本屋で偶然の一冊と出会える楽しみ
  • 読みかけの厚みや付箋で「読んだ実感」が残る
  • 本棚に並べる喜びがある

デメリット

  • 持ち運ぶと重い
  • シリーズをそろえると場所を取る
  • 深夜にすぐ続きが欲しくても買えない

📱 電子書籍のメリット・デメリット

メリット

  • 端末ひとつで何百冊も持ち歩ける
  • 欲しいときにすぐ買えてすぐ読める
  • 検索やハイライト機能が便利
  • 文字サイズや背景色を調整できる

デメリット

  • “紙の質感”や“所有する喜び”は少なめ
  • 読みかけの「厚み」が分からない
  • 長時間読むと目が疲れることもある

■ まとめ:どちらかではなく「どちらも」

紙の本は静かに寄り添う時間、電子書籍は自由に寄り添う時

それぞれに魅力と弱点があるからこそ、状況に合わせて選ぶのが一番心地いいと感じています。

今日は本屋で偶然の出会いを楽しみたい、でも明日は電子で一気にシリーズを読み進めたい。そんな風に両方を取り入れることで、読書はもっと自由で楽しくなります。

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