読書ノートをつけて気づいたこと|記憶と発見を深める習慣

読書

こんにちは、アリアです。

本を読んでいるときに「この言葉、いいな」と思ったり、「ここで胸がぎゅっとした」と感じたりする瞬間ってありますよね。私は以前、それをそのまま心に留めておくだけだったのですが、時間がたつとすぐに忘れてしまうことが多くて…。

そこで始めたのが「読書ノート」です。最初は手帳の余白に一言メモする程度でしたが、続けていくうちに「ただ読むだけ」とは違った楽しさや気づきがありました。今日は、そんな私の小さな習慣についてお話ししてみます。


■ 読書ノートをつけてみたきっかけ

ある日、友人に「最近読んだ本、どんな内容だった?」と聞かれたときのことです。確かに最後まで読んだはずなのに、頭に浮かんだのは“なんとなく面白かった”という印象だけ。登場人物の名前もあやふやで、どんなシーンに心を動かされたのかも思い出せず、自分でも驚きました。

さらに追い打ちをかけるように、SNSで「この本がすごく良かった!」と投稿しようとしたとき、書きたい言葉が全然出てこなかったんです。「あれ? 私はこの本から何を感じ取ったんだろう?」と、まるで大切なことを置き忘れてきたような気持ちになりました。

そのとき「せめて一言でも書き残しておけばよかった」と強く思ったのが、読書ノートを始める最初のきっかけでした。

最初は大きな決意ではなく、ただ「忘れたくない」という気持ちから。メモ帳に印象的な一文を書き写したり、「ここで泣いた」と短く書くだけ。それでもページをめくったときの感情がはっきりよみがえってきて、「あぁ、これが欲しかったんだ」と思えたのです。


■ 書き始めて分かったこと

読書ノートに書き始めてみると、いくつかの変化に気づきました。

  • 本の内容が記憶に残りやすい
    → 書くことで頭の中が整理され、物語や学びが自分の言葉として定着する感覚があります。
  • 自分の好みが見えてくる
    → 気づけば恋愛描写ばかりメモしていたり、逆に心理的なフレーズばかり集まっていたり。「私ってこういう部分に心を動かされるんだ」と知れるのが面白いです。
  • 再読したときの気づきが深まる
    → 以前のノートを見返すと「あの頃はここに注目してたんだ」と新しい発見があり、同じ本でも二度楽しめます。

■ 実際にどう書いているか(私流)

私はシンプルに、1冊につき1ページを基本にしています。

  • 印象に残ったフレーズを一言メモ
  • そのときの感想を数行書く
  • 星マークで「おすすめ度」をつける

これくらいゆるいルールのほうが続きやすいです。
ノートでなくても、スマホのメモアプリでも十分。大事なのは「残す」ことよりも、「書くことで振り返る」ことだと思っています。


■ 読書ノートから広がる楽しみ

読書ノートを続けていると、それ自体が小さな宝物のようになってきます。
本棚の横に並んだノートをめくると、自分の成長やそのときの気分まで思い出せる。まるで「自分だけの図書館のログ」のようです。

そして不思議なことに、読書ノートをつけるようになってから、友人に本をすすめるときにも自信を持って「この本はこんなところが良かったよ」と伝えられるようになりました。


■ まとめ:読書は読むだけじゃなく“書く”ことで深まる

読書ノートをつけることは、特別なことではありません。ほんの数行でも十分です。
でもその小さな積み重ねが、読書体験をより深く、より自分らしくしてくれる。

「読んだのに内容を覚えてないな」と感じたら、ぜひ一度試してみてください。
あなたの本棚の横に、あなただけのノートが並んでいく。それはきっと、静かだけれど豊かな財産になります。


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