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東京中日スポーツは廃刊?紙版終了と電子版移行の理由・最新情報まとめ

メディア・出版

「中日スポーツが廃刊になるらしい」――そんなニュースを耳にして、ちょっと驚いた方も多いのではないでしょうか。

でも、実際には完全な廃刊ではなくて、東京中日スポーツの紙版が印刷休止(紙版終了)し、電子版に移行するというのが正確なところなんです。

新聞離れや印刷・配送コストの高騰などで、多くの紙媒体が変化を迫られている今。東京中日スポーツも、2025年1月31日付で紙の印刷を休止し、翌2月1日からは電子版一本での発行に切り替わります。

発行部数はおよそ6万部。スポーツ紙の中では決して大きくない規模ですが、プロ野球や競馬など独自の記事で根強いファンに愛されてきました。だからこそ「紙で読めなくなるのは寂しい…」という声も少なくありません。

今回は、そんな東京中日スポーツ紙版終了の背景(廃刊理由)や発行部数の実態、そして電子版はどうなるのか――気になる点をわかりやすくまとめてみました。

東京中日スポーツのそもそも何が廃刊になるの?

まず整理しておきたいのは、「中日スポーツ全部がなくなるわけではない」ということです。

今回紙版が終了するのは「東京中日スポーツ」。関東エリア(1都7県)で発行されてきたスポーツ紙で、プロ野球や競馬、東京発のエンタメ記事などを中心に取り上げてきました。発行部数はおよそ6万部とされています。

一方で、名古屋を中心に中部・北陸エリアで発行されている「中日スポーツ」本紙は今後も紙で継続します。こちらの発行部数は 約21万7千部(2024年1月時点) と公表されていて、東京版とは規模も役割も異なります。

つまり「中日スポーツが廃刊」というよりも正確には、東京版の紙が終了して電子版に完全移行するという流れ。

ニュースの見出しだけを見ると「全部なくなるの!?」と誤解しがちですが、実際は地域や媒体によって形を変えて続いていくのです。

東京中日スポーツはなぜ紙版をやめるの?廃刊理由とは?

「どうして紙をやめちゃうの?」――きっと多くの読者が気になるところですよね。

公式発表や報道で挙げられている理由は、やはり新聞業界を取り巻く厳しい環境です。

ここ数年で新聞の発行部数は全国的に減少し続けていて、さらに紙代やインク代といった印刷コスト、配送にかかる物流コストの高騰も重くのしかかっています。

東京中日スポーツも例外ではなく、発行部数はおよそ6万部規模。全国紙や大手スポーツ紙と比べると小さなマーケットですから、コスト増の影響を受けやすいのは当然です。

その結果、紙の発行を続けるのは現実的に難しいと判断され、2025年1月31日付で紙版を終了し、翌2月1日から電子版に一本化する決断に至りました。

――ここで私が思うのは、「紙で読むからこその価値って、やっぱりあった」ということです。

スポーツ新聞って、通勤電車で広げている人を見かけるだけで朝の風景の一部でしたし、ページをめくるワクワク感やインクの匂いは電子版にはない魅力でしたよね。

でも同時に、電子版に移行することで速報性や利便性はぐっと高まります。紙を持ち歩かなくても、スマホひとつで最新の試合結果や記事を追える。

そう考えると、これは「終わり」ではなくて、時代に合わせた生き残りのかたちなのかもしれませんね。

電子版はどうなるの?

紙版が終わってしまうと「じゃあ、これからどうやって読めばいいの?」と思いますよね。
東京中日スポーツは、2025年2月1日から「電子版」に全面移行するそうです。

電子版の仕組みと料金

  • 名称:東京中日スポーツ電子版(トーチュウ電子版)
  • 料金:月額1,980円(税込)
  • 閲覧方法:ウェブブラウザ、専用アプリ(iOS/Android)
  • サービス内容:紙面ビューア形式で紙に近いレイアウトを再現して閲覧可能
  • 利用条件:中日スポーツ(名古屋版)が発行されているエリア以外で利用可
  • 初月無料キャンペーンあり(ただし申込月は解約不可で最低1か月分の支払いが必要)

🌿豆知識
この電子版は「紙が終わったから新しくできたサービス」ではなく、以前から並行して存在していたもの。今回の決定で、完全に電子版へ一本化されるかたちですね。

ポイント

正直、月額1,980円は他の新聞電子版と比べると安いとは言えませんよね。

でも、スポーツ新聞ならではの「ニッチでコアな情報」を深掘りできるのは大きな強み。特にドラゴンズ関連や競馬情報は、他紙ではなかなか得られない濃さがあります。

私自身は、紙面がそのまま読めるビューア形式に安心感を覚える一方で、「電子版だからこそできる便利さ(記事検索やシェア機能など)」がもっと進化してほしいな、とも感じています。

せっかく紙から電子に完全移行するのだから、ただの置き換えにとどまらず、新しい読書体験をどう作っていくか――そこに期待したいですね。

まとめ

東京中日スポーツの紙版は、2025年1月31日を最後に終了し、翌2月1日から電子版に一本化されます。

背景には、新聞業界全体を覆う発行部数の減少や、印刷・配送コストの上昇といった厳しい現実がありました。発行部数およそ6万部という規模を考えると、紙を維持するのは難しかったのも納得です。

けれども、「中日スポーツがすべてなくなる」というわけではなく、中部・北陸で発行される中日スポーツ本紙はこれからも紙で継続します。

だから、完全に消えてしまうというよりも、東京版が形を変えて残ると捉えた方が正しいでしょう。

電子版は月額1,980円。決して安いとは言えませんが、ドラゴンズや競馬といった濃い記事に価値を感じているファンにとっては、十分選ぶ理由になるはずです。

私自身は、紙面をめくる楽しさがなくなるのは少し寂しいけれど、スマホやタブレットで気軽に読める便利さは大きな魅力だと思います。

これからは「電子ならではの読みやすさ」がどう進化していくかに注目したいですね。

――「読まれるかぎり、スポーツ紙は生き続ける」。

そんな姿勢を東京中日スポーツの決断から感じました。これまで紙で親しんできた人も、これから電子で出会う人も、それぞれのスタイルでトーチュウを楽しめる時代が始まろうとしています。

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